専門医による肝臓内科外来
肝臓学会認定専門医の院長が肝臓内科の診療にあたります
肝臓は沈黙の臓器と言われ、自覚症状もないのに病気が進行し健診などで異常を指摘されることがあります。
その原因は多岐にわたり、肝炎ウイルス(B型・C型など)・その他のウイルス(EBウィルス・サイトメガロウィルスなど)・薬剤・自己免疫(自己免疫性肝炎・原発性胆汁性胆管炎など)等々、様々なものがあげられます。飲酒やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病と密接に関係した脂肪肝も増加しています。
肝臓病に特化した経験と知識
ウイルス性肝炎やアルコール性慢性肝障害のかたの病状が進むと、肝硬変や肝細胞癌が発病することもまれなことではありません。飲酒をしない方の脂肪肝(NAFLD:非アルコール性脂肪性肝疾患)のなかには、肝硬変まで進んでしまう非アルコール性脂肪肝炎があることが知られるようになりました。
適切な血液検査による原因検索や超音波検査による精査を行い、治療方針をたてることが重要です。精査しても原因がわからないこともあり、どのように治療し経過を見て行くかを判断することも肝要で、肝臓病に特化した経験と知識に長けた専門医の役割と考えています。
診療案内 / 検査
- 肝障害精査
- 脂肪肝
- ウイルス性肝炎
- アルコール性肝障害
- 非アルコール性脂肪性肝炎
- 自己免疫性肝炎
- 原発性胆汁性胆管炎
- 原発性胆汁性胆管炎
最新の機器を導入した検査
当院では最新の超音波機器を導入し、検査の精度向上や客観的な評価が出来るように、専門医ならではの視点から必要に応じて以下の検査にも対応できるよう準備しています。
Attenuation Imaging:ATI
組織内の超音波周波数依存性減衰の程度を計測し、脂肪肝を診断。脂肪肝の有無のみならず、その程度や推移を測定することが可能。
Shear wave Elastography (SWE)
プッシュパルスを用いてせん断波の伝搬速度を計測し、肝臓の形などにとらわれず肝臓の固さを測定。肝硬変だけでなくその手前の繊維化の評価も可能。
エコー検査(腹部超音波検査)
超音波は人間の耳には聞こえない高い周波数の音波で体内に超音波をあて、そこから返ってくる反射波を受信しコンピュータ処理で画像化して診断する検査です。
体の表面に超音波の出る探触子(プローブ)を当て、ゼリーをつけて密着させるだけなので、痛みはありません。レントゲン撮影やCTのように放射線に被曝することもない安全な検査です。
超音波検査で異常があった場合は、造影剤を用いたCT・MRI検査などの専門的な検査が必要になります。近隣総合病院での検査を当クリニックから予約することも可能です。
検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
肝臓 | 約500円 | 約1,500円 |
※診察代・指導料・薬剤費は必要に応じて別途必要です。
エコー検査で分かる病気
- 慢性肝炎 / 肝硬変
- 肝腫瘍
- のう胞
- 胆石
- 胆嚢炎
- 胆管拡張
- 腎臓結石
- 腎臓結石
- 脾腫
- 腹水
- 腹部大動脈瘤