胃カメラ検査はどこでも同じだと思っていませんか
当院では最先端の内視鏡検査システムを導入し、苦痛の少ない鼻からの内視鏡検査を行っています。
胃カメラ検査はどこで行っても辛い、同じだと思われていませんか？
実は苦痛度や精度は、使用する機材や施行方法によってばらつきがあります。
苦痛を取るのには従来鎮静剤が使用されてきました。麻酔の一種なので、当然当日の仕事や運転の制限があります。合併症もあり得ます。眠るのは怖い、仕事や車の運転もしなければならない、合併症も心配だけど楽に受けたい…そんな方には経鼻内視鏡という鼻から行う胃カメラがあります。
検査中会話もできるので安心
直径は5.4㎜と細く（うどんより細い位です）、鼻から行うことで舌を触らず咽頭への刺激も少ないため、鎮静剤なしでも楽に受けていただけます。
体への負担がより小さく、検査に弱い方や持病を持たれている方もより安全です。また、希望の方にはご自分の胃を検査中もモニターで見ていただけます。質問をしたい時、気分を告げたい時など、検査中会話もできるので安心です。
（鼻腔や患者さんの容態によっては、鼻からの挿入が難しい場合もあります。その場合は無理をせずに経鼻内視鏡を用いて口から挿入します。）
内視鏡も進化しています
少し前までは明るさや画質の面からあまり広まっていませんでしたが、近年画質も向上し、経鼻内視鏡においてもより詳細な観察が可能となっております。また、病変があった場合の精密検査としての病理検査も可能です。「NBI（Narrow Band Imaging；狭帯域光観察）」という技術も積極的に活用し、早期の食道がんも発見できるようになりました。
苦痛が少ないと多くの方々から喜ばれています（経験された方のうち9割以上の患者さんから「次回も鼻から」と希望されています）。
- 胃バリウム検査で異常を指摘された
- 吐き気・胃もたれ、みぞおちに痛み
- 体重が減少する
- 喉や胸につかえ感、胸焼け
- 食欲がない
- 黒色の便が出る
気になる症状がございましたら、まずは当院へご相談ください。
胃カメラで分かる病気
- 逆流性食道炎
- 胃ポリープ
- 食道がん
- 胃がん
- 胃炎
- 十二指腸潰瘍
- 胃潰瘍
- ヘリコバクター・ピロリ感染所見の有無
ピロリ菌について
ヘリコバクター・ピロリ（ピロリ菌）は胃粘膜に生息する細菌で、慢性胃炎のみならず、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどを引き起こすとされています。日本人の約50％以上がピロリ菌に感染しているとの調査結果もあり、中でも「50代以降では保持者が70％以上」とも言われています。ピロリ菌で必ず病気になるわけではありませんが、駆除することで危険性を減らすことが可能です。
内視鏡検査でピロリ菌を疑う所見を認めた場合、当日ピロリ菌に感染しているかの検査も可能です。
検査費用について
| 1割負担 | 3割負担 | |
|---|---|---|
| 検査のみ | 約1,500円 | 約4,000円 |
| 検査＋組織検査 | 約2,700円～3,900円 | 約8,000円～12,000円 |
※診察代・指導料・薬剤費は必要に応じて別途必要です。
最新の洗浄消毒装置で高レベル消毒を行っています
内視鏡検査において、過去には内視鏡を介してのヘリコバクターピロリ菌や肝炎ウイルスなどの感染報告がありました。内視鏡の構造が複雑化するにつれ確実な洗浄・消毒が難しくなり、それが不十分であれば感染症によって患者さんの不利益を被りかねません。きちんと正しい方法で洗浄・消毒を行えば、感染を防止することができ安心して検査を受けていただけます。
日本消化器内視鏡学会のガイドラインや、『消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサイエティ実践ガイド』が定められ、当院ではその基準を満たす高水準の内視鏡自動消毒洗浄装置を導入し検査を受けられる方の安全の確保に努めております。どうぞ、安心して内視鏡検査をお受けください。